僕らは今、本当に短期思考に引きずり込まれるように生活をしています。
実際、日常生活の中で、未来の世代のことについて、考える余裕はあまりないかもしれない。
この意識では、どうしても将来にツケを残す意思決定をしがちです。#環境問題とか
どうしたら、長期視点を獲得できるかは切実な課題です。

コロンビア大学のザバルらの研究グループは、アメリカ在住の312人に対して次のような調査を行った。

調査

半分の参加者には、未来の世代に自分たちをどのように覚えてもらいたいか、というテーマでエッセイを書いてもらった。所要時間はおよそ6.5分だった。

その後、環境団体への寄付をする機会が与えられた。

残りの参加者は、エッセイは書かずに、環境団体への寄付をする機会が与えられた。

発見

エッセイを書かなかった参加者は、環境団体に平均2.31ドル寄付し、エッセイを書いた参加者は平均3.34ドル寄付した(寄付額1.5倍!)。

エッセイを書いた参加者は、より未来に何かを残したいという思いが強くなり、寄付額が高くなったことが分かった。

人は、自分とは縁遠い人のことはあまり気にしないという心理があります。未来の世代は、僕たちにとって縁遠い人になってしまっているのですよね。

6分のエッセイを書くことで、縁遠かった未来の世代がぐっと身近になり、その人たちのために何かを残そうと思うようになるというのです。#画期的です

Zaval, L., Markowitz, E. M., & Weber, E. U. (2015). How will I be remembered? Conserving the environment for the sake of one’s legacy. Psychological science, 26(2), 231-236.