Woman praying in the morning on the sunrise background. Christianity concept. Pray background. Faith hope love concept.

「生きとし生けるものが幸せになりますように」とひたすら唱える瞑想があります。#慈悲の瞑想
いやいや、それだけで、何か変わるのでしょうか?
この瞑想を健康プログラムとして取り入れたIT企業があります。どんな変化があったでしょうか。

ノースキャロライナ大学のフレドリクソンらは、アメリカのIT企業の社員(139人)に慈悲の瞑想のやり方を教え、およそ2か月、週5回行うように伝えた。

社員は、平均して週60分ほど瞑想を行っていた。#毎日12分瞑想

毎日社員には自分の気持ちについてアンケートに答えてもらったところ、2か月にわたり少しずつ、喜び、感謝、希望、愛、誇り、感心、畏怖などのポジティブな気持ちが増えていった。

その結果、2か月後には、次の変化が見られた。

①人生の目的がよりクリアになっていた。

②周りからサポートされているように感じていた。

③体の不調が減っていた。

④いま、ここに意識が向くようになった。

2か月後、社員の人生の満足度は増していた。

生きとし生けるものが幸せになりますように
なんとも核心的なフレーズ。
そう願うと、ポジティブな気持ちをじょじょに感じられるようになるようです。
そうすると、自分のやりたいことや、周りからのサポートに気づくようになるのでしょうね。
そうしたら、人生の満足度はたしかに上がりそうです。
何かしなきゃいけないわけでもありません。
何か結果を出さないといけないわけでもないのでしょう。
幸せは叶えるものではなく、願うものなのでしょうね。

Fredrickson, B. L., Cohn, M. A., Coffey, K. A., Pek, J., & Finkel, S. M. (2008). Open hearts build lives: Positive emotions, induced through loving-kindness meditation, build consequential personal resources. Journal of Personality and Social Psychology, 95(5), 1045–1062.