パートナーが、良かった出来事を共有したら、どのように返すでしょうか。
じつは、ともに喜べるかどうかが、あなたのパートナーが幸せになれるかが決まるようです。

カリフォルニア大学のゲーブルらは、相手が良かった出来事を共有したときの、返し方を4つに分類した。

1.ともに喜ぶ

「おめでとうー、もっと聞かせて!」

2. 受け流す

「それはよかったね。またあとでね」

3. 話題を変える

「へー、それよりさ、昨日こんなことあって」

4. 台無しにする

「そんなに浮かれてないで、早く家事して」

次に、89組の夫婦を2週間にわたって調べた。夫婦にはそれぞれ、毎日、パートナーがどのように話を返してきたかや、結婚の満足度などを記録してもらったところ、次のことが分かった。

パートナーが #1ともに喜ぶ 反応をしてくれている人は、結婚の満足度が高かったが、パートナーがそれ以外の反応をしている人は、結婚の満足度が低かった。

ともに喜ぶ力が、人間関係の質を決めることが分かった。

耳が痛い…
自分のことでいっぱいになっていたり、相手のしあわせを素直に喜べなかったり。
パートナーとの間だけでなくても、人が幸せなときに、一緒になって喜ぶ力を鍛えたいものですね。
相手が困っているときに、思いやるだけでなく、相手が喜んでいるときに、ポジティブに共感することも大切。
それにしても、4つの返し方の分類が面白い。

Gable, S. L., Reis, H. T., Impett, E. A., & Asher, E. R. (2004). What do you do when things go right? The intrapersonal and interpersonal benefits of sharing positive events. Journal of personality and social psychology, 87(2), 228.