男性より女性の方が共感力が高いといわれます。
でも、本当はですね、男女の共感力に差はなく、男子は共感する気がないだけ、みたいです。
オレゴン大学のクレインとホッジスは、108名の大学生に共感力を図るテストを行った。
まず、大学生に、苦労をしている女性が話している動画をみてもらった。
次に、その女性の気持ちを読んでもらい、その正確性で共感力をはかった。
結果、女性の方が男性より、共感力は高かった。
ところが、正しく気持ちを読めたら、お金をあげるよ、と指示したら、結果が変わった。
女性も男性も共感力が高まり、男女の共感力に差はなくなったのである。#差がなくなるんだ!
能力に差はなく、やる気に差があったと。
なぜやる気に差がでるかというと、社会がそういう設定にしているからです。女性は共感力が高い、という設定が社会にあるからなんですね。
それにあわせて、女性は共感力を発揮し、男性は発揮しない。
みんな、それぞれに共感力を発揮すればいいのに…
こういう社会の設定に気づき、更新をしていきたいですね。
Klein, K. J., & Hodges, S. D. (2001). Gender differences, motivation, and empathic accuracy: When it pays to understand. Personality and social psychology bulletin, 27(6), 720-730.