お客さんの対応でうんざりとしているという方。
朝、相手の立場にたって助けた経験をちょっと思い出すと、その日の気分をよく保てるそうです。
フロリダ大学のソングらは、ある銀行のコールセンターのスタッフ94人を3週間にわたって調査をした。
コールセンターの仕事は、お客様からの不当な扱いも多いと言われている。
助けた経験
「仕事やプライベートで誰かを助けたことを思い出してください。なるべく具体的に思い出してください」
朝にこのエクササイズをしたスタッフは、その日の午後、お客様から不当な扱いを受けたと感じた度合いが少なかった。
その結果、午後の気分はよく、その日の夜はくよくよすることも少なく、衝動買いをすることも少なかった。#おー
相手の立場
「昨日受けたクレームを思い出し、あなたは何を感じましたか。次にそのお客様の立場にたってみて気持ちを想像してみてください」
朝にこのエクササイズをしたスタッフは、上記の #助けた経験 と同じ効果があった。
朝に、相手を助けた経験を思い出したり、相手の立場に立つ練習を少しするだけで、その日の午後と夜をよりよく過ごせることが分かった。
朝にどんな意図をもつかがとても大切ですね。これを行うのに5分もかからないでしょう。
相手を助けたいというコンパッションな意図を持つと、周り回って自分をも守ってくれます。
このように時間もお金もかからないけど、僕たちのウェルビーイングをよくしてくれる知恵が、たくさんあるんですよね。
Song, Y., Liu, Y., Wang, M., Lanaj, K., Johnson, R. E., & Shi, J. (2018). A social mindfulness approach to understanding experienced customer mistreatment: A within-person field experiment. Academy of Management Journal, 61(3), 994–1020.